欧州系投資銀行の比較一覧【強み・難易度・年収】

欧州系投資銀行の比較一覧 〇外銀・外資系証券の基礎知識

この記事では外銀のうち、欧州系と言われる投資銀行について説明していきます。

欧州系投資銀行とは

欧州系の投資銀行とは欧州に本社を構える金融機関グループのことであり、日本で一定規模以上でオペレーションを行っている欧州系の投資銀行・外銀の一覧は以下となります。

社名本社日本における事業展開
バークレイズイギリス・投資銀行部門、マーケット部門ともに一定規模で事業展開
・IBDは強みのあるインダストリーに特化
HSBCイギリス・投資銀行部門、商業銀行部門を分野で事業展開しているが名前を見る機会が減ってきている
BNPパリバフランス・投資銀行部門、マーケット部門は分野を絞って事業展開
ドイツ銀行ドイツ・投資銀行部門、マーケット部門を分野で事業展開しているが名前を見る機会が減ってきている
UBSスイス・投資銀行部門、マーケット部門のオペレーションは存在するが最近は名前を見る機会が減ってきてる

ここで挙げた欧州系の投資銀行はいずれもグローバルにネットワークを有する金融機関グループです。

日本市場は日系金融機関の存在感が極めて高いところに米系投資銀行も存在感を発揮しています。各社戦略にもよりますが全体的に欧州系は採算の合う分野を選別的に事業展開している状況です。

ユニバーサルバンクである欧州系金融機関の日系・米系との違い

欧州では銀行業務と証券業務を兼営するユニバーサルバンクが認められています。

  • ユニバーサルバンクとは、銀行業務と証券業務をワンストップで行う金融機関です。
  • 主に欧州で発展した金融機関の形態です
  • 日本では銀行と証券が法律で分けられているのとは対照的です。

銀行業務(商業銀行業務)はストックビジネスであり、証券業務(投資銀行業務)はフロービジネスです。

ストックビジネスである銀行業務を中心に発展してきた欧州系金融機関は、投資銀行業務を主体とする米系投資銀行と比べて企業カルチャーは穏やかであり、米系ほどの激しい人員削減などは行わない傾向にあります。

ストックビジネスとフロービジネスの違いですが、ストックビジネスでは企業向けの貸付貸付を蓄積していくことで安定した利息収入が得られます。一方で投資銀行業務はM&Aアドバイザリーや資金調達サービスを提供した際の手数料は収入であり、今年の成績が良かったとしても来年に儲けられる保証はまったくありません。

商業銀行と投資銀行の違いは下記で説明していますので参考にしてください。

  

 

欧州系投資銀行の日本における存在感

米系を含む外銀全般に言えることですが、特に欧州系投資銀行はフルラインでの投資銀行業務は日本では展開していません。

日本の金融機関であればすべてのセクターをカバーし個別企業ごとに担当をおいてますが、外資系ではフルラインでカバーすることはありません。特に欧州系ではその傾向が顕著です。

ある業界を担当していたAさんが会社を辞めたとしても、後任の採用には動かずその業界は会社としてカバーしないとなることも日常茶飯事です。

欧州系は本来は経験を積んでから入社するべきところと言えます。

日系あるいは米系で実績を積み、ある程度の会社の看板を借りられればあとは自分でビジネスを回せる、ディールを獲って稼ぐことができるとなってから、転職ではいるのがよいと思います。

就活で会った面接官が入社したらいなくなっていたという話はよく聞くと思いますが、かなり頻繁にそのようなことが起きます。特定の分野で強みのある一人のバンカーが退社することによって、その業務ができなくなることはよくあります。

米系と比べて日本の拠点の規模が小さい欧州系では特にそのようなことは起きがちです。

それでも欧州系に新卒で入社するかの判断はその人次第と思います。

バンカーの退社で自分が働く予定の部署がなくなったら、社内で職探しをする必要が出てきます。そのような予想外、想定外の出来事を明るく乗り越えていくタフさが必要です。

注意すべき外銀・外資系の特徴

入社するまでは規模の大小は見分けがつかないと思いますが、注意すべき外銀・外資系の職場は以下の特徴があります。

危ない外銀・外資系の職場の特徴

  • 近い年次の先輩がいない
  • ターンオーバーが異常に高い
  • ジュニアが自分だけ

近い年次の先輩がいない

外資系の投資銀行でも毎年採用が行われ、トップティアの投資銀行部門(IBD)であれば例年10~15人くらいの同期がいます。

1年たつと5人辞め、次の年にさらに5人やめるといったことはざらにありますが、それでも毎年一定人数を採用をしているため、IBDの中に近い年次の先輩がいます。

これがセカンドティア以下になると、新卒を採用するのが久しぶりになるケースもあります。

こういう場合は要注意です。

あなたが仕事を教わる先輩もおらず、最低限の仕事の基礎を身に着けることがおぼつかないこともありえます。

ターンオーバー(離職率)が異常に高い

部署としては業績は良好であり、案件も取れているが、若手、特にアナリストやアソシエイトのターンオーバーが高く、人の出入りが異常に激しいケースもあります。

若手をつぶすMDやディレクターが原因となっていることがあります。

日系投資銀行ではパワハラを指摘する、あるいは転属を願いでることで対処できますが、外資系では同じようにはいきません。パワハラは問題ではあるものの、そのMDが稼ぎの良いMDであった場合に、外資系では稼ぐことが最優先されがちです。

直近、どれだけのアナリストやアソシエイトが辞めているのかは確認しておくのもよいでしょう。

ジュニアが自分だけ

新しい業務の立ち上げのためにMDが採用され、資料作りなどの雑務を行わせるためにジュニアが採用される場合があります。

目先はこのMDと心中するような覚悟が必要です。

一方でこのMDが退社することもありえるので社内ネットワークは日ごろから広げておくのが賢明です。

少数精鋭というと聞こえはいいですが、メリット・デメリットをしっかりと考える必要があります。

少数精鋭でラーニングカーブが高い職場環境に身を置けるのは最大のメリットと言えます。

具体的な欧州系の投資銀行

欧州系の投資銀行について解説した記事です。

英バークレイズ証券はこちら。

フランスBNPパリバ証券はこちら。

ドイツ銀行はこちら。

スイスUBSはこちら。

米系投資銀行の一覧はこちら。

日系投資銀行の一覧はこちら。

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