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野村證券・投資銀行部門【強み・年収・難易度】

〇日系投資銀行を知る
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野村證券は日系投資銀行の中で不動の地位を築いています。

この記事では野村證券の投資銀行部門(IBD)について解説していきます。

野村グループの特徴

野村グループは、グローバルな金融機関として世界の30ヵ国・地域で事業を展開しています。

営業、インベストメント・マネジメント、ホールセールの3つの部門で組織が構成されており、互いに連携することで国内外の顧客に対して金融サービスを展開しています。

野村證券の創業は古く、1918年に野村財閥の二代目野村徳七によって大阪野村銀行(現在のりそな銀行)が設立。その後1925年にに証券部が独立する形で創立されました。

持株会社である野村ホールディングスの傘下に有力なグループ会社を有しています。金融グループとしての総合力は極めて高いと言えます。

主な有力子会社は以下の通り。

  • 野村アセットマネジメント
  • 野村信託銀行
  • 野村キャピタル・パートナーズ
  • 野村資本市場研究所

資産運用に加え、リサーチ・調査の分野でも有力なグループ会社を有しています。

その他にも、野村総合研究所なども有名ですが、こちらは野村ホールディングスの持分法適用関連会社です。

資本関係はあるものの上場企業であり、野村ホールディングスとは経営面では独立していると考えてよいでしょう。

野村證券IBDの強み

・投資銀行ビジネスにおける圧倒的な地位

日本における投資銀行ビジネスで圧倒的な地位を築いていることが野村證券の強みです。

投資銀行ビジネスとは主に、M&A、ECM、DCMの3つのビジネスで構成されます。野村證券はほぼ例年、各プロダクトのリーグテーブルで1位、あるいは2位を占めています。

ディール件数も豊富にあるので新卒で、あるいは中途で入社したとしても、中身の濃い時間を過ごすことができます。ラーニングカーブはスティープであると言えます。

・営業部門の販売力

そのほか、営業部門の販売力もIBDを強力にサポートしていると言えます。

野村證券の投資家カバレッジは広範であり販売力は強いです。

顧客である発行体の立場から考えると、野村證券を資金調達案件において主幹事証券として招聘しない選択をすることは勇気が必要な決断と思います。

他社を圧倒する販売力を有するセールス部隊は、投資銀行部門で働く立場からするとかなり頼もしい存在です。

・野村IBDの看板・カバレッジ

投資銀行部門のカバレッジも野村證券の強みです。

カバレッジは担当顧客に対して、事業戦略や財務戦略に関する提案、業界動向・他社動向など幅広い提案や情報提供を通じて顧客との信頼関係を構築していきます。

日々の関係を通じてリレーションを作り、DCM、M&Aや株式絡みの案件に入れてもらうのがカバレッジの仕事です。

業界内で見ても野村IBDのカバレッジは頭一つ抜けているように感じられ、顧客のグリップ力は強力です。

数年に一度しか起きないような案件での野村IBDは確実に案件に入ってきます。

野村證券投資銀行部門の年収・給料・激務度

野村證券の投資銀行部門の年収・給料は日系投資銀行の中でも抜きんでていると思います。

野村證券に限らず投資銀行業界は年次を重ねるにつれて、個人評価次第で年収に個人差が大きくなる傾向にあります。

年収推移のイメージですが下記のとおりです。激務に見合う水準です。

 略称 タイトル 年齢イメージ  年収イメージ 
 ANアナリスト22~25歳500~800万円
 ASアソシエイト26~30歳 1,000~1,200万円 
 VPバイスプレジデント30歳~1,300万円~
 ED エグゼクティブ・ディレクター 35歳~2,000万円~
 MDマネージングディレクター40歳~3,000万円~

また出身大学などでも昇進に差がないのが野村證券の特徴です。野村證券の歴代社長の出身大学を見てもバラエティに富んでます。

銀行系のように銀行出身者が幅を利かせるといったこともなく、実力本位が貫かれています。

野村證券の難易度

東洋経済の「入社が難しい有名企業」ランキング200社によると、野村證券の難易度は以下の通りです。

・ランキング:73位/200社

・入社難易度:61.0

ちなみに、トップはマッキンゼー・アンド・カンパニーで69.4です。

投資銀行業界を志す人にとって、給与面の待遇もよく豊富なスキルアップの機会も多いことから、入社難易度は高いです。

野村證券IBDのカルチャー

・カバレッジバンカーはオールバック

・カバレッジバンカーはどんなに寒い冬でもコートは着ない

野村IBDはきびきびした筋肉質の企業カルチャーであり、こんなことがよく言われます。

私の知っている野村のカバレッジバンカーは上記に当てはまっています。

企業が持つカルチャーも踏まえた上でエントリーシートや面接に臨むのがおススメです

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