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SMBC日興証券・投資銀行部門【強み・年収・難易度】

〇日系投資銀行を知る
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三井住友フィナンシャルグループ傘下の証券会社であるSMBC日興証券について解説していきます。

SMBC日興証券の歴史

SMBC日興証券の前身である旧日興証券は野村證券、大和証券、破綻した山一證券と並び、4大証券の一角を占めていました。

旧日興証券は、1998年に米トラベラーズと提携しましたが、2006年に粉飾決算が表面化すると2007年には米シティグループの傘下に入りました。

その後、リーマンショックを契機に業績の悪化を受けてシティグループは売却を決定、2009年10月に三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の傘下となりました。

今では銀行グループに属する銀行系証券となっています。

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の特徴

2001年に三井グループのさくら銀行と住友グループの住友銀行が統合することで三井住友銀行が誕生。2002年には金融持株会社となる三井住友フィナンシャルグループが新たに設立され、現在の体制に至っています。

グループには、SMBC日興証券に加え、三井住友銀行、日本総研、三井住友ファイナンス&リース、三井住友DSアセットマネジメント、SMBC信託銀行、三井住友カードなどを傘下に抱え、総合的な金融サービスを提供しています。

ちなみに、英語表記は、Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc.であり、和文表記とは住友・三井の順番が異なる点に注意。

なお、三井住友信託銀行を傘下に持つ三井住友トラスト・ホールディングスは、SMFGとは資本関係はなく、業務上も互いに独立しています。

SMBC日興証券IBDの強み

SMBC日興証券のルーツは極めてユニークです。

元々、SMBC日興証券は大手総合証券の一角でした。なので、いい意味で独立系証券が持つ株屋としてのDNAが引き継がれています。

その一方、シティグループの傘下であったときは外資系証券であり、現在はSMFG傘下で銀行系証券となっています。

複数のカルチャーが融合し、多種多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっていることがSMBC日興証券の強みです。

銀行では”株式”を取り扱うことはないので、一般的に銀行系証券は株式絡みのビジネスが苦手な傾向にありますが、SMBC日興証券はそのユニークな歴史も相まって、総合力を発揮しています。

SMBC日興証券では部門別採用を行っています。

  • グローバル・マーケッツ部門
  • クオンツ部門
  • システム部門
  • コーポレート部門

この部門別採用とは別に、投資銀行部門についてはNikko Investment Banking(NIB)と呼ばれる長期的な人材育成を目指すコースが設置されています。

専門的なキャリアパスを描きやすいのも、SMBC日興証券の強みです。

SMFGでは米国を中心とした海外業務の強化にも力を入れています。米ジェフリーズとの提携については下記の記事を参考にしてください。

SMBC日興証券投資銀行部門の年収・給料

SMBC日興証券は日系投資銀行の中でも給与面の待遇はよいほうのイメージであり、転職市場でも人材獲得の競争力は強いです。

あくまで下記はイメージであり、タイトルがあがっていくと評価次第で年収にばらつきが出てくる傾向となります。

 略称 タイトル 年齢イメージ  年収イメージ 
 ANアナリスト23~25歳500~700万円
 ASアソシエイト26~30歳 800~1,400万円 
 VPバイスプレジデント30歳~1,500万円~
 D ディレクター 35歳~2,000万円~
 MD マネージングディレクター 40歳~3,000万円~

新卒や中途採用といったことにかかわらず、多様な人材が活躍をしています。

SMBC日興証券の難易度

東洋経済の「入社が難しい有名企業」ランキング200社によると、SMBC日興証券の難易度は以下の通りです。

・ランキング:67位/200社

・入社難易度:61.1

2021年にブティック投資銀行であり米Jefferiesと提携を開始し、グローバルネットワークが強化されています。国内だけでなく海外での研修の機会やトレーニー制度などが豊富に用意されています。

本人のやる気次第でどこまでも成長できる機会が豊富であり入社難易度は高いです。

そのため、エントリーシートや面接の対策には入念な準備が必要となるでしょう。

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