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M&A部門リーグテーブル 2023年7~9月期【投資銀行ランキング】

〇投資銀行ランキング
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2023年度第2四半期の日本関連のM&A部門では、8月に伊藤忠商事による伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の完全子会社化の案件(総額3,876億円)があり、大和証券がCTC側に、野村證券が伊藤忠側のアドバイザーを務め、それぞれ1位、2位にランクインした。

また、3位にはプルータスがランクインした。プルータスは、CTCが設置した特別委員会のファイナンシャル・アドバイザーとして助言を提供するとともに、第三者算定機関として株式価値を算定している。

また、保有株式の大口売却、自社株買い案件が多くみられた。7月には、トヨタ自動車が保有するKDDI株(2500億円程度)を売却、KDDIは自社株式の公開買い付けを実施し、大和証券が代理人を務めた(KDDIプレスリリース)。

そのほか、政府保有の日本郵政株式の売り出しを受けた日本郵政による自社株買い、シンガポールのヘッジファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの売り出しを受けた川崎汽船の自社株買いなども見られた。

2023年第2四半期のM&Aアドバイザリーランキング

順位会社名件数金額(億円)
1大和128,882
2野村167,071
3プルータス64,334
4三菱UFJ・MS93,471
5SMBC日興213,192
6ゴールドマン・サックス73,120
7JPモルガン21,582
8トラスティーズ・A41,344
9みずほ191,293
10BofA31,272
出所:リフィニティブ

三菱UFJ・MSは、産業用マシンビジョンのリーダーである米コグネックスコーポレーション(NASDAQ上場: CGNX)によるモリテックスを CITIC Capital Holdings Limited のプライベートエクイティ部門の Trustar Capital 関連ファンドから の400 億円の買収案件でファンド側のアドバイザーを務めた。

SMBC日興は、オープンハウスによる三栄建築設計のTOBで買い手側のアドバイザーを務めた。

なお、リフィニティブによるM&Aリーグテーブルでは、TOBや立会外取引による大口自社株買い案件も含まれる点には留意が必要である。

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