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投資銀行への就職・転職を薦める理由【外資系・日系でグローバルに活躍】

〇投資銀行の基礎知識
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もしあなたが将来の職業選択に迷いがあるのなら、わたしは投資銀行をおすすめします。外資系でも日系でも候補先はたくさんあります

わたしがこれまでに経験した30年とあなたがこれから経験する30年はまったく中身が異なるのは間違いないです。それでも時代が移り変わっても投資銀行が果たす役割には普遍的な意義があり、もしあなたが一生をかけて尽くす仕事を未だに見つけてないようであれば、わたしは投資銀行をおすすめします

まずは今の時代の環境認識についてお話しします

海外で稼ぐ必要がある日本経済

日本経済は先細りと言われています

少子化・高齢化により人口が減り成熟した国内市場は成長が見込まれない中で、日本企業は海外市場に活路を見い出しています

投資会社化するニッポン 海外の稼ぎ、GDP比1割迫る

・海外からの配当・利子などが50兆円超え
・日本企業が世界で進めてきたM&Aなどの成果が大きく
・所得は国内に必ずしも還流せず、内需細る懸念

引用元 日本経済新聞

製品の販売を海外向けに行うだけでなく、コストが安い海外で製造する流れは継続しています。日本の製造業の海外売上高比率、海外生産比率をグラフで示したものが下記ですが、2020年にコロナの影響は見られているものの、中長期的に海外の割合が増えていくトレンドが見られています

海外生産比率、海外売上高比率の推移
引用元 わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告 JBIC

そのため日本企業は海外市場に現地子会社を設立したり、場合によっては現地企業を買収して子会社化したりしています。日本にある親会社は、グローバルに展開する子会社を束ねて統括する持株会社の役割を担っています。今や子会社からの配当や利子が50兆円を超え、GDPの1割に迫っていると指摘されています

記事にもある通り日本企業が世界でM&Aを進めている事は投資銀行にとって大きなビジネスチャンスではあるのですが、そこはポイントではなくここで伝えたいことは日本企業はお金を稼ぐには海外市場に行く必要があるということです

国内の仕事がなくなるわけではありませんが、日本企業は更なる成長を目指し事業を通じて稼ぎ続けるために海外市場へと軸足を移していることを認識したうえで、個人としてのキャリアプランを考えていく必要があります

終身雇用・日本的システムは持続できない

今後のキャリアプランを考える上で、終身雇用に期待している人は少ないと思います。終身雇用制度が維持される業界もあるかもしれませんが、特にグローバルな競争にさらされている業界では終身雇用はなくなっていくでしょう

終身雇用は持続できず、なんらかのシステム変更が必要であることはほぼ間違いないと思います。安定した生活や収入を保障してくれるのは勤めている企業ではなく、あなたが持つスキルであり経験です

終身雇用制度の色合いが未だに色濃く残る日本企業では、その会社でしか行ってない仕事の方法があります。終身雇用制度の下では外部との人材交流がないため、それぞれの会社独自の仕事の発展を進めており、会社が変わると仕事の仕方や事務手続きなどが変わります

同じ業界であっても、仕事が標準化されていないのが日本企業の特徴であり、会社が違うと使う言葉が異なるということが頻繁に起きます

米国ではたとえば経理の仕事は標準化・モジュール化されており、同じ経理であれば業界が変わったとしても仕事の仕方は大きくは変わりません。経理で働いている人は経理のプロとして仕事を極めていく、ジョブ型雇用です

ある意味、日本企業の人事制度や仕事の進め方はガラパゴス化していると思っています。終身雇用だけでなく人事異動・転勤制度も日本独自の制度であり、欧米のジョブ型雇用に対して日本の雇用制度はメンバーシップ型雇用と言われています

サラリーマンは2-3年に1回、人事異動があるのが通例ですが、人が変わるたびにゼロリセットとなります。優秀な人が多いので時間をかければキャッチアップできるのですが、人が変わるたびにゼロから教育しているため、スイッチングコストが高いです。日本は労働生産性が低いと指摘されますが、定期的に人事異動していることが一因であり、日本人の平均賃金が主要先進国と比べて横ばいとなっているのも労働生産性の低さが影響しているのかもしれません

OECD加盟国の平均賃金の推移
引用元 第一生命経済研究所

投資銀行でグローバルに通用するスキルを身につける

日系証券であっても外資系証券の東京で働くのであっても、投資銀行ではグローバルに通用するスキルを身につけられるチャンスが多いと考えます

ポータブルスキルであるファイナンスの知識

ファイナンスにおいて価値は数字で測られます。世の中には文化や価値観の異なる様々な人々がいますが数字は誰にとっても同じ数字です。数字で価値を測るファイナンスの知識・スキルはグローバルに通用するスキルです

会社が変わっても持ち運びができるポータブルスキルを修得することが大事であり、ファイナンスはグローバルに通用するポータブルスキルのひとつです

英語でのビジネス・コミュニケーション能力

ビジネス英語English as a business language)はマスターしておきたいです。むしろ私は若い時にビジネス英語を身に着けることのほうが大事だと思っています

ビジネス英語と言ってますが、海外旅行に行って困らない程度やホームステイした時にホストファミリーと楽しく話をするという話ではありません。異なる価値観の人に対していかに自分の考えを伝えるか、違いがある場合にどのようにギャップを埋めるのか、このレベルのコミュニケーション能力が求められます

物事をロジカルに、かつ数字に基づいて説明をする機会は投資銀行には仕事通じて多くあり、英語でのコミュニケーション能力は鍛えられるはずです

忖度という言葉があります。上司が何を望んでいるかを察し、上司が望むように仕事を進める、資料を作るということが今でも伝統的な日本企業では行われています。一番の問題はその仕事を本人たちは何も疑問に思ってないことです。新卒中心の日本企業では異なる価値観が流入する機会は限定的であり、外の世界を知る機会もないためです

日本人同士のコミュニケーションでは忖度する空気を読むといったことは大事であり、状況に応じてコミュニケーションのスキルを使い分けることが求められます

これに加えて、グローバルな環境では必要とされるビジネス・コミュニケーションのスキルも身に着けておく必要があります

金融のフィールドで活躍したいなら投資銀行でキャリアをスタートすることは悪くない選択肢

20代から30代にかけての若者は、ブラック企業に勤めることは当然おすすめしませんが、一方で自分のスキルを伸ばしていくことのできる厳しい環境に身を置く必要があります

ゆるい環境で働いているとだんだんとその環境に慣れていくのが人間です。自分がいまいる現在地点と将来の目標としている場所を比べて何が足りないのか、そのために今何をすべきか、具体的なアクション・プランをしっかりと立てることが重要です

20代のうちに投資銀行で一生飯を食っていくとまで覚悟を決める必要はないですが、金融というフィールドにコミットする必要はあると思います。投資銀行に入って、まずは3年間しっかりと仕事をする

真剣に3年間やれば、投資銀行に入る前には見えなかったものが見えて、自分なりのキャリアの志向が見えてくるはずです

「投資銀行の仕事はきついがエキサイティングだ。できるところまで全力で走り続ける」というのもあると思いますし、セルサイドとバイサイドの違いを理解した。ワークライフバランスを考えてバイサイドに行く」というのもあると思います

金融というフィールドはすそ野が広く様々な仕事や職種が存在しています。金融のフィールドに関心があり、このフィールドでキャリアを積んでいきたいと思えたら、投資銀行でキャリアをスタートするのは悪くない選択肢だと思います

20代は悩みもあり迷いもあるのも当然です。30代前半までに金融のフィールドの中でもこの仕事で飯を食っていくという軸を決めていけばいいのではないかと考えます

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