【新卒・就活生向け】投資銀行の志望理由・志望動機の考え方

〇投資銀行の基礎知識

投資銀行を受ける際に面接で必ず志望理由・志望動機は聞かれますが、何を話したらいいか迷うのは無理もないです。こう答えればばっちりですというものはありませんが、志望動機で言ってはいけないことというのはあると思います

これまで幾度となく面接を行ってきた実体験を踏まえ志望動機・志望理由の考え方について説明します

そもそも面接官はなぜ志望動機を聞くのか

志望動機を聞くのには明確な理由があります。この先の数年間を投資銀行で過ごす覚悟があるのかどうかを面接官は見ています。会社の立場からすると入社して1-2年で「この仕事は違う」といって辞めてしまうのが一番つらいです。これはお互いにつらいことだと思います

投資銀行の仕事は部門にかかわらず激務であり、精神的・肉体的にもプレッシャーはかなり高いです。なので、ちょっとのことでは辞めない覚悟ができている人に入ってもらいたいです

なので、投資銀行業務を通じて社会貢献がしたい、だとか、M&Aがしたいから、とか志望理由の中身そのものよりも、理由・動機が本気であり、5年後も10年後も変わらないと思えるかどうかを確認したいです

大学入試に受かり卒業できる学力があれば、投資銀行業務の知識やスキルはいくらでも自分で学ぶ機会はあります。ですが決して楽ではない仕事を続けていけるモチベーションを維持できるかどうかは自分次第です

実体験では、きれいな志望動機から自己PRまで流れるように流ちょうに話す学生の方ほどすぐにやめてしまう人が多い印象です。機会損失がお互いに小さくないので、このようなことは避けたいですね

面接でよく聞く志望理由

わたしは採用プロセスの中でも特に終盤の面接を担当する機会がありました。そこでの経験から投資銀行の面接でよく聞く志望動機を例示し、わたしがどう思うかについて解説します

志望動機:投資銀行に入って日本経済に貢献したい

投資銀行での仕事を通じて日本経済に貢献したいという気持ちは否定できるものではありません。ですが、実際の投資銀行の現場感覚とは大きな乖離があるので、面接官の共感を導き出すのは難しいと感じます

利益追求の組織である以上、数値目標は必ずありますし、投資銀行はある意味、金融資本主義を徹底的に追及する組織です。外資系、外銀となればいくら稼いだかだけで評価されます。投資銀行で働いている人で社会貢献したい、だとかあのディールで社会貢献できてよかったと思っている人はほぼ皆無ではないかと思います。それだけ現場でのギャップは大きいです

志望動機:M&Aをやりたい

投資銀行の面接でかなり聞きます。ちゃんと数えてないけど、80%はM&Aなんじゃないかと思います。わたしはM&Aはやったことないので、すみません。M&Aと言われるとまたかと思ってしまいます

面接官としては、やっぱり学生は横文字に惹かれるんだよなと思いながら聞いてます。でもM&Aを志望動機とすることはダメではないです。かなり頻繁に聞く志望動機なので、別の部分で印象に残る話をしてください

志望動機:英語を活かしたい

これもよく聞きます。投資銀行はグローバルな業務であり、クロスボーダーの案件がいっぱいあります。英語はビジネスランゲージとして必須です

でも投資銀行である必要はありますか?もっと楽で英語が使える仕事もあります。英語を活かしたい、ぐらいの志望動機だと入社後の投資銀行の激務・ハードワークに耐えられるかどうかが心配になります

まとめ:志望理由・志望動機の考え方

中途採用、転職の面接でこんなことを言っている人がいたら本当に社会人経験があるのかなと思いますが、就活・就職の場合、新卒の方の場合は社会人経験がない点は勘案して聞いています

わたし自身、面接をしていて志望動機を聞いている段階では心配になるものの、その後の話を聞いていて、人物の根本がしっかりとしていれば次のステップに推薦します。なので、絶対にダメという訳ではないです

でも、日本経済への貢献や英語を活かしたいは他の会社に入ってもできますよね?投資銀行でなくてもいいはずで、たくさんの選択肢の中からなぜ投資銀行なのかというのは突き詰めてもいいかもしれません

投資銀行の業務内容のおすすめポイント

面接で売り込むのは、あなた自身であり、こうすればアピールできるということを具体的に教えることはできないですが、それでも考え方のヒントはあると思ってます。投資銀行の仕事はなぜ新卒の学生の方におススメなのか、ポイントを解説します

密度の濃い時間が過ごせる

投資銀行に入社するとびっくりするくらい密度の濃い時間を過ごせます。本人がそれを好むかどうかは別ですが。同じ部門・部署に配属になった同期とは今後の数年間は自分の両親よりも彼氏・彼女よりも一緒に過ごす時間が長くなります。同じ職場で働く戦友になります

働き者のことを朝から晩まで働くと表現しますが、投資銀行では違います。朝から晩まで働いた=晩から朝までは自由時間というのは投資銀行ではありません。ちょっと極端な表現をしてますが、とにかく投資銀行では密度の高時間を過ごせることは間違いないです

時間に最大限のレバレッジをかけられる

いわゆるサラリーマンの中でもっとも給料が高い部類になるのは間違いないと思います。サラリーマンは時間の切り売りだと思いますが、自分の時間を犠牲にすることで得られる時間当たりの単価がほかの業界ではない水準と思います

この水準を上回るには、起業してその会社を上場させるなどしないとおいつかないと思います。自分の人生の時間を切りうることで得られるリターンは極めて高いです

(いずれ人生は有限であることに気づいて、時間を切りうることで得られるリターンが割に合わないと気付く・悟る時期が来ると思います。その時が来るまではこういう過ごし方もありではないでしょうか)

やりたい事がわからない人にむしろおススメ

自分のしたいこと、やりたいことがわからないというのは当然と思います。20歳そこそこで自分の人生の目標が明確な人は少ないのではないでしょうか。まずは目先のことに本気で取り組む。そうしているうちに、世の中の仕組みを少しずつ理解し自分の進みたい方向性が出てくるかもしれません

その時に投資銀行で鍛えられた若者は、特に年齢が若いうちであれば周辺分野に進路変更することは十分に可能と思います。やりたい事がわからない人に投資銀行はむしろおススメしたいです

ですが、面接でよくわからないけどとりあえず志望してますというのは通用しないので、そこは注意してください

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