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【投資銀行の基礎知識】IBD部門のジュニアバンカーの仕事内容

〇投資銀行の基礎知識
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アナリストやアソシエイトのジュニアバンカーとして投資銀行部門(IBD)に就職・転職すると具体的にはどのような仕事内容を任されるのでしょうか?部署によって異なるものの、だいたいこんな仕事内容だと具体例で説明します

議事録の作成

社内の打合せ、顧客とのミーティング、投資家とのミーティングなどに出席し議事録を作成し記録として残す、社内にメールで共有するのはジュニアバンカーの仕事です。最初は専門用語を聞き間違える、聞き取れないといったこともあると思います。当然、海外とのやり取りでは英語になり、時差も考えると深夜になることもあります

昔はボイスレコーダーは必須でしたが、最近は議事録を作ってくれるアプリもあるのでだいぶ楽にはなってきてます

マーケットアップデート・メール

ECMやDCMに配属されたら毎日、マーケットアップデートのメールを作成することになるでしょう。前日の国内の株価・金利の動き、オーバーナイトの海外市場の動きをまとめて社内や顧客に送付します。朝メールとも呼ばれており、この朝メールを顧客へのアピールのために全力投球している中堅バンカーも多くみられます

案件サマリー(ケーススタディ)の作成

M&A、ECM、DCMなど案件が終了し、公表してよい情報となったら、案件の概要(サマリー)をパワーポイントにまとめます。案件の金額規模、取引条件や主幹事を務めた証券会社などを簡潔にまとめます。顧客にメール送付したり、訪問して説明することで自社の宣伝にも活用します

ジェネリック資料の作成

株価や金利の動向を示すグラフなどは基本的に必要となる資料であり、ジェネリック(generic)資料と呼ばれます。急に顧客とのミーティングが入った場合でも、とりあえずジェネリック資料があれば話はできるので、このジェネリック資料は重宝されています。定型的な資料でありデータベースから数字をダウンロードすれば作成できるので、作業そのものは簡単です

財務モデリング

カバレッジやM&Aに配属になると、財務モデリングを担当します。前提条件を置いたうえで企業の財務諸表をエクセル上で再現し、例えば大きな借入れをしてM&Aを実施した場合にどのように企業の財務諸表が推移するか、財務モデリングを使ってシミュレーションを行います。この時のベースとなるエクセル上のモデルを作るのがジュニアの仕事になります

まとめ

いずれもテンプレートのある仕事であり内容は慣れれば単調です。こういったルーチンワークであっても、しっかりと意味を理解して仕事を行うことがジュニアの間は大切です

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