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【よくある質問】投資銀行のキャリアパス

〇投資銀行の基礎知識
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一般に日本の会社だと新入社員に始まって係長、課長、部長・・・と肩書きが上がっていきますが、投資銀行ではどうなのでしょうか?このページでは一般的に肩書きがどう変わっていき、仕事内容がどう変わるのか、またよく見られるキャリアパスについて解説します

投資銀行におけるタイトル

投資銀行では日系証券でも外資系証券でも一般的に以下のようにタイトル(肩書き)が付けられています

  • マネージング・ディレクター
  • ディレクター(エグゼクティブ・ディレクター)
  • バイスプレジデント(ヴァイスプレジデント)
  • アソシエイト
  • アナリスト

実際の呼称は会社によって異なりますがおおむね上記のように5段階(場合によっては4段階)に分けられています。アナリストとアソシエイトはジュニアと呼ばれ、それぞれ3年間ずつ務めることが一般的です。バイスプレジデントから上になると、担当顧客を持ち収益責任を担うようになり、収入も増えますがその分、責任も重くなります

アナリストを3年務め、順調にいけばアソシエイトになり、アソシエイトを3年務めれば、バイスプレジデントと順に昇格していきます。バイスプレジデントから先は実績、つまりどれだけ収益獲得に貢献したかで評価され、マネージングディレクターになると相当程度、収益性の高い案件を獲得する実績が必要です

アップ・オア・アウト(up or out)のカルチャー

米系および欧州系を含めた投資銀行では転勤という雇用慣行はありません。入社時に選択した職種で基本的には退職まで勤めることになります。基本的には昇格(up)できなければ、退職(out)するアップ・オア・アウトの厳しいカルチャーです。適性のない人は早い段階で本人に指摘し、適性のある職を見つけたほうが本人のためであるという考え方もあると思います

投資銀行のキャリアパス

アソシエイト、バイスプレジデントぐらいまでは本人がしっかりと努力し生活の大半を仕事に捧げれば通常は順調に昇格できると思います。最近は改善されつつありますが、それでも世間一般と比べて労働時間や精神的なプレッシャーは強いため、自ら業界を去る人も相応に多いです

転職先は同業他社に加えて、プライベートファンドや事業会社の企画や財務などが多く、最近ではスタートアップに転職する、あるいは自ら起業するケースも散見されます

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