2024年11月半ばにOutlierに登録しておよそ3か月が過ぎました。
Outlierからもらった金額は3か月で60万円ほどです。フルタイムで仕事をしているので週末中心でこの金額です。
やってることはウーバーイーツと似ていて、これがギグプラットフォームの仕事かと実感しています。
Outlierに登録するかどうか迷っている方に向けて、3か月やってわかったことをありのままにお伝えします。
Outlierの報酬はドルベースで円安もあって給与水準は高い
Outlierの時給は31米ドルです。
タスクはうまいこと割り振られていて、15分とか45分とか微妙な時間でやりきるように時間が設定されています。45分で終わるように言われたら、余裕をもって30分くらいで目途がつくように仕事を進めますよね、ふつうは。
そういった人間の心理を分かったうえで制限時間を設定しているのかはわかりませんが、間違いなく時給は31米ドルです。
わたしが最初にやったタスクは1タスクあたり55分が制限時間でした。
正確には55分を過ぎると、時給が9.1米ドルになります。なので55分を過ぎても続けることができますが、基本的には制限時間を守った方が高い評価が得られる仕組みです。
月から金の平日はフルタイムで仕事をしているので、Outlierの仕事をできるのは週末のみです。
週末に2-3時間仕事をして、11月から2月の3か月で60万円ほどの給与をもらいました。
PayPalのスクリーンショットをこちらに載せます。毎週振り込みがあり、遅れたことは一度もないです。

半分を国内銀行に振り込みました。もちろん確定申告は必要です。
Outlier AIの日本語トレーニングの仕事内容
いろいろ言われてますが、仕事を選べたことはないです。
わたしは初期に担当したプロジェクトが数学系の仕事で自分でもびっくりするくらい今振り返ると相性が良かったと思います。
たとえば、以下のようなプロンプト(問題・指示)をAIに出していました。
容器Aに濃度がX%の食塩水600gが入っており,そのうち150gを空の容器Bに移しましたその後,65gの食塩を2つに分けて,一方を容器Aに,もう一方を容器Bに入れてよくかき混ぜたところ,すべての食塩が溶け,容器Aの食塩水の濃度は20%に,容器Bの食塩水の濃度は10%になりました。Xを求めよ。
だとか、
パズーとシータは黒い石と白い石をそれぞれ何個かずつ持っています。2人の持っている石の合計数が等しいとします。
パズーが持っている黒い石の半分をシータにあげました。その後、シータが持っている黒い石の半分をパズーにあげました。その結果、パズーの持っている黒い石はシータの持っている黒い石より4個多くなりました。
パズーがはじめに持っていた黒い石は何個であったか答えなさい。
どこかで見たことありますよね?わかる人にはかなり簡単な問題だと思います。
ですがAIは間違えます。
AIはAIなりに回答を示してきますが、どこがなぜ間違っているのか、誰でもわかるように明瞭・明確にAIが示した回答を100%正しく修正してあげるようなタスクを担当していました。
どういうタスクを担当するかは人それぞれと思いますが、間違いなく数学系のタスクができる人は仕事にあふれれることはなく、また報酬も高いです。
わたしは数学が得意なのでこのような仕事ばかりしてます。なので全体感はよくわかっていませんが、現在のところ日本語のAIは高校生くらいの学力はあるのではないかと思います。
これをさらに次のレベルに上げていくのがOutlierでの仕事となります。
Outlierで仕事がない・タスクとの相性・インセンティブ(ボーナス)
振り返ってみるとOutlierを始めたころはタスクとの相性がばっちりでした。
24時間内以内にタスクを終えるとインセンティブ(ボーナス)がもらえることが多く、インセンティブが付くときは平日でも1-2時間タスクを行ってました。
通常は55分で制限時間を設定されているタスクですが、相性がよかったので、私の場合は早い場合で10分くらい、時間がかかる場合でも20分くらいで終えられることが多かったです。
なので、Outlier側もわたしにインセンティブを与えてくれたのだと思います。
3か月で60万円と言ってますが、さっくり半分はインセンティブです。
インセンティブはミッションと言われていて、例えばですが、24時間以内に15タスク終えるとUS$200 払いますといったものです。
得意な分野ではまることができると圧倒的にお得だと思います。
Outlier AIで仕事を始めるには
まずGoogleのアカウントを用意してください。アカウント名はいろんなところで名前が出ますので、Outlier用に作ってもいいと思います。
それから英文の履歴書(Resume)が必要です。
カメラ付きのPCあるいはスマホで日本語での録画があります。決められた質問に日本語で答える必要があるのですが、これは日本語がネイティブかどうかを確認していると思われ、内容はそれほど関係ないのではと思います。
Onboarding(登録)の手続きが終わると、最初のテストがあります。
プロンプトに基づいて、AIがレスポンスAとレスポンスBの二つの回答を用意しています。
どちらがよりよい回答かを選択し、どこが間違っているかを指摘するタスクです。
このようなタスクを行うのにトレーニングがありますが、このトレーニングはすべて英語です。
YouTubeでの5分~10分程度のレクチャーもすべて英語です。
なのである程度の英語力がないと厳しいかもしれません。
Outlier AIの仕事の評判・結論はおすすめ
評判はどうですかと聞かれたらOutllier AIの仕事はおすすめします。
まずは登録してみてもいいと思います。
AIの学力レベルが今時点でどの位置にいるのかがわかっておもしろいですし、他人(この場合はAIだけど)に物を教えるということは自分の勉強にもなります。
学生時代に勉強した数学をまた振り返るいい機会にもなっています。
デメリットはとくにないです。
自分の履歴書をOutlierにださないといけないこと、お金が稼げるようになるまでに面接やらアセスメントテストなどに数時間使わないといけないことだと思います。
はまる人にははまるので、まずは登録してみてもいいのではないかと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。

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