現役バンカーが使い倒す投資銀行に強い転職エージェント4選【未経験可】

投資銀行に入る方法

投資銀行業界への転職を考えたら、まず転職エージェントに登録することをおすすめします。

登録は無料で、登録者に金銭的な負担はありません。また登録したからといって転職しなければいけないわけではありません。

米系・日系の投資銀行で実際に新卒・中途を含めて採用面接を行ってきた経験も踏まえても、転職エージェントはおすすめです。

転職エージェントを使う場合の留意すべき事項もあるので注意は必要ですが、うまく使えばメリットも多い転職エージェントについて解説します。

採用する側にとっての転職エージェント

大前提として、採用する側にとっての転職エージェントについて説明します。

転職エージェントから紹介を受けた求職者が採用となった場合、採用側の企業は転職エージェントに補修を支払います。相場は概ね求職者の年収の30%程度と言われています。

決して少なくない金額を払っていますが、優秀な人材を採用するための費用なので、この費用は現場感覚ではさほど気にしてないです。

優秀な人材を採用することは事業の継続性の根幹を成すことであり、そのためのコストは適正かつ必要であれば、払うべきものは払うというのが企業側のスタンスです。

また、採用する側は紹介してくれた転職エージェントがどこかは大きなポイントではありません

転職希望者の資質、実績、ポテンシャルが第一です。

業界最大手の転職エージェントが推してるから大丈夫だろう 

・・・

そんなことはありません。採用する側は必ず自分の眼で判断します

  

企業HP経由で中途採用に応募してきた人に会ったことがない

企業HP(ホームページ)には、新卒採用と中途採用のページがあります。新卒採用はすごく力を入れており内容が充実しています。

その一方で、中途採用のホームページは内容もさっぱりしており、本当に更新されているのかどうかもわからない感じです。

そもそも、会社HP経由で転職に応募してくる人にあったことがないです(念のため、それがだめではない)。

会社HPから応募してきた転職希望者と転職エージェント経由で応募してきた人で、どちらを採用するか迷った場合に、費用が安いからといって会社HP経由で応募してきた求職者を優先するといったことはありえないです。

これからの時代は企業や組織で働きながら人材が流動化していく中で転職エージェントをうまく使っていく必要がありますが、転職エージェントとうまく付き合っていくための大前提を説明しました。

第二新卒・中途は企業から見ると安心感が異なる

社会人としての基礎的な訓練を終えている第二新卒の方や中途の方は採用する企業にとっては安心感があります。

社会の現実を知り、仕事の厳しさを経験した上で、それでもなお投資銀行業界を志望している

採用する側としては、まだ働いた経験がない新卒の方よりも、第二新卒で短いとはいえ社会を経験した方を採用するのは安心感が異なります。

ある意味、(表現が悪いかもしれませんが)お買い得とも言えます。人材育成が必ずしも優先事項ではない外資系・外銀ほどこのような傾向があるかもしれません。

リストラが多く不安定な投資銀行業界だからこそ、現役バンカーは転職エージェントを使い倒す

投資銀行業界で今まさに働いている現役バンカーほど多かれ少なかれ転職エージェントとの付き合いがあります。

例えるなら、転職エージェントはちょっとした体調の変化を見てもらうホームドクターのような感覚です。

リストラの多い投資銀行業界であるがゆえに、ちょっとした業界の変化を転職エージェントと情報交換します。

例えば、

  • A社の〇〇がどうも辞めたようだ。A社は相場の1.5倍を払ってでも後任を探している
  • つい最近、〇〇社からジュニアがB社に転職したが、半年もたたないうちに辞めた。B社の若手は回転率が高い。MDがパワハラ気質との噂があるがそれが原因かもしれない
  • C社の日本代表が変わった。△△部門を強化するので、チーム全体のテコ入れを含めて人材を探している

基本的には年収がよいところをうまく渡りあるいていくのが投資銀行業界(特に外資系・外銀)です。

現役バンカーは、

  • 同業他社のベースやボーナスの状況をエージェントにヒアリングし、今いる会社との年収・給与交渉に使うこともあります
  • このように、必ずしも転職することが前提ではないです

転職エージェントとの情報交換は現役バンカーも定期的に行っており、現役バンカーこそ転職エージェントを使い倒して、業界全体の人材動向に目を配らせています。

未経験での転職は、なおさら転職エージェントを使うべき

投資銀行業界が未経験であれば、なおのこと転職エージェントを使うべきです。

転職エージェントを使うメリット
  • 無料である(求職者の負担はゼロ)
  • 業界の中で今どこの会社が人材を求めているのか、細かく把握している
  • 年収・年俸・給与の相場を把握している
  • 年収・年俸・給与交渉を採用側と行ってくれる

以上が転職エージェントを使うメリットです

エージェントは複数登録が基本。登録=転職しなければいけない、ではない

転職エージェントは複数に登録してください。

入手する情報は多ければ多いほど良くいいとこどりをしてください。

  • 情報収集は幅広く行う。手に入れた情報の取捨選択が大事

ポイントは、入手した情報の取捨選択です。

自分にとって意味のある情報、不要な情報の選別が大事です。

エージェントを使う際に注意すべきポイント

複数の転職エージェントに登録しておくべきと言いました。

この際に注意すべきポイントがあります。

X転職エージェント経由でA社に応募したら、Y転職エージェント経由でもA社に応募書類が行かないように注意してください。

当然のことながら、X転職エージェントとY転職エージェントは連絡を取り合っていません。

どちらがA社にコンタクトするかを決めるのは求職者自身です。

X転職エージェントとY転職エージェントのどちらの経由であるかは、A社の採用結果に影響しません。

同じ求職者の応募書類が複数回送られてくると、A社も困惑すると思います。

このような事態を避けるために、どの転職エージェントを経由してどの会社に応募するかは、自分ではっきりと管理しておいてください。

複数の転職エージェントを使う場合の注意事項はこの点です。

投資銀行業界に強い転職エージェント4選

ここで紹介している転職エージェントはいずれも無料で使えます。まずは業界の最新情報を入手するために登録することをおすすめします。

その際、すぐの転職は検討しておらず、転職マーケットの動向を知りたい旨を明確に伝える対応をするとよいでしょう。

おすすめの転職エージェントを挙げます。いずれも登録無料です。

コトラ

  • 投資銀行業界・金融業界に強い転職エージェント。ポスト投資銀行の転職もサポート
  • 細かく細分化された求人情報がすごい

公式サイトはこちら(登録無料)

ランスタッド

  • 世界でも屈指の実績を持つ最大級の転職エージェント。グローバル企業だから外資系企業には特に強い
  • 年収をあげたいならココ

公式サイトはこちら(登録無料)

    

リクルートエージェント

  • 転職支援実績は豊富。外資系・日系のグローバル企業に強み
  • 大手であり業界全体の動向をつかむのに最適

公式サイトはこちら(登録無料)

マイナビ金融 AGENT

  • 金融業界に強い転職エージェント
  • 全国の大手上場企業から人気ベンチャー企業、 優良企業まで、幅広く人事採用担当者との間にパイプあり

公式サイトはこちら(登録無料)

  

まとめ

現役バンカーが使っている転職エージェントは、より専門性の高いコトラやランスタッドが多いです。

業界全体の動向を把握したいのであれば、リクルートエージェントやマイナビ金融AGENTも登録だけはしておいて損はないです。

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