【新卒・中途での入社】危ない外資系投資銀行の見分け方

投資銀行の基礎知識

投資銀行の仕事は労働集約的であり人の入れ替わりの激しい業界です。入社する前にRetention Rate(定着率)をしっかり確認することが賢明です。人の出入りの激しい外資系投資銀行にはどのような特徴があるのかを解説します

近い年次の先輩がいない

外資系の投資銀行でも毎年採用が行われ、トップティアの投資銀行部門(IBD)であれば例年10~15人くらいの同期がいるはずです。1年たつと5人辞め、次の年にさらに5人やめるといったことはざらにありますが、それでも毎年一定人数を採用をしているため、IBDの中に近い年次の先輩がいるはずです

セカンドティア以下になると、新卒を採用するのが久しぶりになるケースもあります。こういう場合は要注意です。あなたが仕事を教わる先輩もおらず、最低限の仕事の基礎を身に着けることがおぼつかないこともありえます

セカンドティア以下の投資銀行には経験者で入社するほうが望ましく、新卒ではトップティアか日系投資銀行のほうが業界を生き抜いていくのに必要な知識やスキルが身に着けられると思います

ターンオーバー(離職率)が異常に高い

部署としては業績は良好であり、案件も取れているが、若手、特にアナリストやアソシエイトのターンオーバーが高く、人の出入りが異常に激しいケースもあります

若手をつぶすMDやディレクターが原因となっていることがあります。日系投資銀行ではパワハラを指摘する、あるいは転属を願いでることで対処できますが、外資系では同じようにはいきません。パワハラは問題ではあるものの、そのMDが稼ぎの良いMDであった場合に、外資系では稼ぐことが最優先されがちです

直近、どれだけのアナリストやアソシエイトが辞めているのかは確認しておいてもいいかもしれません

ジュニアが自分だけ

新しい業務の立ち上げのためにMDが採用され、資料作りなどの雑務を行わせるためにジュニアが採用される場合があります。この場合、事情を知っている業界の人間でこのようなポジションに応募する人はおらず、未経験の人にも声がかかります

入っても経験・知識・スキルを習得することはできず、ただ時間だけが過ぎていく、、、といったことになりかねません。会社の名前だけでなく、具体的な仕事のイメージを詰めていくことが必要です

まとめ

投資銀行に入るにあたって会社の名前だけでなく、一緒に働く人の顔ぶれを確認することも大事です。米系を中心としたトップティアは概ね問題ないですが、セカンドティア以下ではよく確認することをおススメします

実力の世界ではあるものの、実力を身につけるための一定の期間がないとさすがに辛すぎます。一方で日系投資銀行ではこのような心配は不要です

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