【証券リテールからの転職】未経験でも投資銀行部門でも活躍

投資銀行に入る方法

わたしは証券リテール営業の経験者がホールセール営業である投資銀行部門に転職あるいは移籍してきて活躍する事例を多くみてきました。証券リテール営業で活躍した人は法人営業でも活躍できるというのが私の結論です。個人営業で活躍した人がなぜ投資銀行部門でも活躍できるのかを説明します

証券リテール出身者のメリット・デメリット

証券リテール出身者は、通常の法人営業では得られない経験をしています。投信の販売や資金導入など日々、支店長に劇詰めされる厳しい環境を若いうちに経験することで特に3つの能力が鍛えられます

メリット:コミュニケーション能力の高さ

個人営業が主体の証券リテールでは法人営業では比べ物にならないほど、多種多様な人と付き合います。新規営業も含めて場数を踏んで培ったコミュニケーション能力は投資銀行部門でも活きます。特に自分の意見を臆せず主張できる人、肝が据わっている人が多い印象です

法人営業でも様々な人との付き合いがあるものの、みな組織で働くサラリーマンなので極端にとんがった人はほとんどいません。修羅場をくぐった経験の数が証券リテール経験者の胆力につながっていると思います

メリット:目標・数字へのコミットメント・こだわり

証券の個人営業には個人単位で目標が設定されることが通例ですが、その数字を達成することへのコミットメント・こだわり強いです。これは証券の支店営業で日々、数字に追われながら営業をして結果を出し続けてきた人だからこそと思います

目標に高いこだわりを持つメンバーがチームにいることは、チーム全体の士気の向上にもつながります

メリット:最後までやり抜く根性

最後までやり抜く根性も半端ないです。投資銀行の業務は精神的にも肉体的にもタフですが体育会系のカルチャーが色濃い個人営業で活躍した人はこの点はクリアできいます。むしろ法人営業のほうが楽に感じるくらいかもしれません

デメリット:コーポレートファイナンスの視点

個人営業の経験を通じて、株式や債券、投資信託などの知識は十分に備わっているはずです。ただし富裕層を含む個人主体に運用の提案をしているため、投資銀行部門で必要となるコーポレートファイナンスの知識・経験が身につかない点がデメリットといえます

投資銀行部門への転職

リテール営業の出身者が投資銀行部門に転籍・転職することは十分に可能であり、実際に活躍している人はたくさんいます。日系証券のIBDであれば十分に可能性はあるでしょう

転職すると決めた場合には早いほうがよく、年齢を重ねていくと難しくなっていくので、職種を変更する場合には早いほうが良いです

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